>>> 「トトロの国」の説明


日本の各地で晴天に恵まれた2017年の元日、さわやかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。母と二人で屋外に出て、初日を拝みました。ことのほかまぶしい陽の輝きに勇気づけられました。
今年100歳になる母は、初日の出を見るのが生まれて初めてとあとから聞かされて、仰天しました。(^^;

昨年3月に定年退職した後も、国内外の学会に参加したり、論文を書いたりと忙しい日々を送っております。予想通り、まだ引越の片付けが完了しておりません。(^^ゞ

しかし今年は、関東在住のいとこたちや叔母たちと会う機会も増えました。入間市のドイツ姉妹都市ヴォルフラーツハウゼンから毎年訪れる使節団のために、健康状態の許す範囲で少しばかりでしたが、通訳ボランティアもさせていただきました。東京周辺で活躍する様々な世代の関西学院大学総合政策学部鎌田ゼミOBOG、それに関西からはるばる来訪くださったOBGも加わって、食事や散歩を楽しみました。

昨年は、これまで70年近く頑張ってくれた体をねぎらう必要も生じて、多くの方にご無礼、ご迷惑をおかけすることにもなりましたが、どうぞお許し下さい。リタイア後2年目に入る今年は、平常運転を目指します。

今年もいくつかの学術講演や学会報告をおこない、また複数の論文をドイツ、日本、その他の国で発表する予定です。皆様の叱咤激励をお願いいたします。

私の生涯の研究テーマとなってしまったショーペンハウアー(1788〜1860)研究に加え、ショーペンハウアー周辺の思想家たち、ことに、リヒャルト・ワーグナー(1813〜1883)とフィリップ・マインレンダー(1841〜1876)についての研究を深めたいと思っております。また、祖父成瀬関次(1888〜1948)の思想 ― ことに、宮沢賢治(1896〜1933)にも引き継がれたとおもわれる「第四次延長の世界」論を、19世紀的近代市民社会の危機(意識)という思想文化史的コンテキストで読み解く作業を続けていきたいと思っております。私たち21世紀人もまた、基本的には19世紀的市民社会の延長・頽落形態の中に生きていると言いうる限りにおいて、それは現代の私たちをも直撃する問題でもあります。

これらのテーマについて情報やアイデアをお持ちの方、ご教示賜れれば幸いです。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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昨年たずさわった研究の成果は以下の通りです。

2016年の研究活動

論文

1. 「若きショーペンハウアーとシェリング。よりよき意識と知的直観をめぐって」『シェリング年報』2016年第24号 2016年7月, 88-98ページ。

2. "Die transzendentale Idealität der Welt als Vorstellung und die Frage nach dem Tod", in Schopenhauer-Jahrbuch 97 (2016), S.83-92.[2016年12月]


学術講演・研究報告

1. Die transzendentale Idealität der Welt als Vorstellung und die Frage nach dem Tod, 国際ショーペンハウアー協会主催学会:日本とドイツにおけるショーペンハウアー研究の新側面、2016年1月29〜30日、マインツ大学、ドイツ
1a. 「表象としての世界の超越論的観念性と死の問い」日本ショーペンハウアー協会第29回全国大会、苫小牧工業高等専門学校、2016年11月26〜27日(上記口頭発表の林由貴子氏による日本語訳)

2. Schopenhauer and Kant: Reception of the 'Transcendental Analytic' of the Critique of Pure Reason in Schopenhauer's Early Philosophy, アメリカ哲学会(中部)第103回年次総会、ザ・パルマー・ハウス・ヒルトン、シカゴ、2016年3月2〜5日

3. Holistic View and Control of Desire - Contribution of the Traditional Religions to the Modern World of Economism, シマスタ・コンヴェンション、ウッジャイン、インド、2015年5月12〜14日
Times of India新聞に掲載されたインタビューの記事

4. Mainländer und Ryûnosuke Akutagawa, オッフェンバッハ・マインレンダー・シンポジウム2016、オッフェンバッハ市歴史館/マインレンダー・アルヒーフ、ドイツ、2016年10月8日


今後も改訂・加筆するかも知れません。
本サイトを時々お訪ねくださると幸いです。
連絡先:http://kamata.de/data/index-j.html に表示されます。


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「トトロの国」の説明

東京西部(練馬区および西東京市、武蔵野市以西の各市)、埼玉県西部(旧入間郡:現在の所沢市、狭山市、入間市、飯能市)あたりは、私の幼少期は ― 萱野の多くが耕作地に変わったことを除けば ― まだ国木田独歩の描いた『武蔵野』の自然風景が広がる台地・丘陵地帯でした。しかし第二次世界大戦後の高度成長期に宅地化が進み、所沢市、東村山市、狭山市、入間市などの一部に面影を残すばかりになりました。狭山湖周辺から瑞穂町まで広がる狭山丘陵の自然を残そうとするトトロの森ナショナルトラスト運動は有名です。
私の住む入間市も、次第に起伏を大きくしながら秩父山地に連なる加治丘陵及び狭山茶(日本のダージリン!)の主産地となっている茶畑の緑豊かな自然に恵まれています。今年の年賀状の写真に使った森は拙宅から歩いて約10分、狭山茶畑は歩いて5分のところにあります。
武蔵野の自然は、宮崎駿監督の『となりのトトロ』の原風景とされています。「トトロの国」という副題は、すでに社会運動やビジネスなどに記号化されている「トトロの森」「トトロの里」などの表現を避けてつけたものです。できれば Le Domaine de Totoro としたいところです。
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