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鎌田ゼミQ&A


以下のQ&A は、2013年度以前のものでも、2014年度にあてはまるものは引き続き掲載します。(回答は一部変更しました。)

目次
  1. 《問1》哲学についての知識はどのぐらい必要でしょうか。
  2. 《問2》マクロゼミとミクロゼミと二通りあるようですが、週に2回ゼミがあるのですか。
  3. 《問3》ドイツ研修はどんなことをするのですか?
  4. 《問4》鎌田ゼミの卒論はどんなテーマですか? ― 鎌田ゼミ生の卒業後の進路を教えてください。
  5. 《問5》表現力のスキルアップとは具体的にどのようなことをするのですか?
  6. 《問6》鎌田ゼミの授業は厳しいと聞きましたが・・・

ここには、ゼミ選択に関連して寄せられた質問への回答や、個人レベル(主としてEmail)で送った情報のうち、ほかの方にも関係がある、ないし有用と思われるものがあれば掲載します。ただし、交信の相手個人が特定できるような内容や表現は削除したり、変更を加えることがあります。
配列は送信順とは一致しません。

《問1》哲学についての知識はどのぐらい必要でしょうか。

《答》「哲学」philosophyは、総合学(さまざまな知の領域全体を知ること)の理想です。知には、完成することはあり得ません。philosophia の本来の意味である「知への愛」という表現自体が、そのことを示しています。また、狭い意味での哲学研究については、関心は必要ですが、予備知識はなくても問題ありません。もしこれまでに哲学思想系の講義を聴いたことがなく心配な人は、鎌田の著書またはウェブの記事【註】を読んでみてください。興味を感じられるようなら吉です。
【註】短くてそれなりに読みやすいと思われる日本語著作をいくつか紹介しておきます。それ以外の著作を見たい方は、主要研究業績を参照ください。
[1] 「知の世界地図を描こう ― 総合政策のフィロソフィー」 収録書籍名:『総合政策のニューフロンティア ― 公共性への多面的アプローチ』関西学院大学総合政策学部発行・亀田啓悟編(関西学院大学出版会) ISBN978-4-86283-065-4 198-234ページ
[2] 「運命」 収録書籍名:事典『哲学の木』(講談社) ISBN:4-06-211080-6 p.115-118
[3] 「ショーペンハウアーの修業時代」 収録書籍名:中公クラシックス『ショーペンハウアー・意志と表象としての世界』(中央公論新書)第1巻 ISBN:4-12-160069-X p.1-39
[4] 「ショーペンハウアー」 収録書籍名:『哲学の歴史』(中央公論新社)第9巻175-214ページ
[1][2][3][4]ともにKSC図書館にあると思います。

ウェブページについては、http://kamata.de/ から、個人ページの日本語ページに行ってみてください。ただし、学会発表原稿など、学部の学生諸君には難しい内容も含まれていますので、難しいものがあっても心配しないでください。すべて理解できたら、大学院レベル(以上)です。http://www.ksc.kwansei.ac.jp/~kamata/ にも
【問題提起】総合政策学部における思想研究の役割
【問題提起】大学の大衆化とそのゆくえ ― 総合政策学部に賭ける
などいくつかの学生向けの文章があります。


《問2》マクロゼミとミクロゼミと二通りあるようですが、週に2回ゼミがあるのですか。

《答》はい、その通りです。名目上は本ゼミとサブゼミというかたちで、マクロゼミとミクロゼミとをそれぞれ週一回ずつ、計週二回行います。また、ゼミの運営は学生主体で、開始時間は決まっていますが、終了時間はその回ごとの学生担当チームが決めます。熱い議論のためしばしば時間超過します。


《問3》ドイツ研修はどんなことをするのですか?

《答》ドイツ研修はゼミ有志(参加希望者)で行います。最近では、2006年、2008年、2010年、2012年の冬休みに実施しました。また本年2013年12月にも実施予定です。実際の計画はゼミメンバーの合議により決めます。今年度の研修では、ドイツの先進的な環境政策、ことに再生可能エネルギーの利用状況を視察したり、現地の関係者の話を聴くのが重点項目です。鎌田の恩師アロイス・ハルダー教授らとともに共同授業を行います(英語可)。また、鎌田のドイツの知人たちとの話し合いの場を作り、ドイツ人の日常生活や職業人としての人生観などを聞きます。その他、クリスマスの時期のドイツの生活を体験し、教会建築やオペラ鑑賞を通して、ドイツの思想・文化史への理解を深めます。参加費は自己負担で、今年度は円安のため23万円ほどになる見込みです。


《問5》表現力のスキルアップとは具体的にどのようなことをするのですか?

《答》今年度は、[1] 口頭プレゼンテーションをリサーチフェア前、9月と11月に企業セミナーの講師を招いて集中講義と実習を行いました。[2] 文章プレゼンテーションについては、学術論文やレポート作成のトレーニングを日頃行っています。[3] 身体プレゼンテーションは、ゼミOBの演劇家によるセミナーを行います。[4] ITスキルについては、ゼミ専用ウェブサーバ上で個人ウェブページを運営することからはじめます。

《問6》鎌田ゼミの授業は厳しいと聞きましたが・・・

《答》厳しいかどうかは、人によって感じ方が違うでしょう。しかし、鎌田のゼミ運営方針は、厳しい授業をすることではなくて、国際的に通用する大学レベルの授業をする、ということです。私は、20年近くドイツに住み、ドイツのミュンヘン大学、アウグスブルク大学、マインツ大学などで教鞭をとりましたが、日本(関学)での授業もほぼ同じレベルで行うようにしています。現在の日本の大学は教育「産業」という見方が強い一方、学究の場(知を究めるところ)という意識が低く、その結果国際的にもかなり下のレベルです。未来を見すえた本当の経済意識をもたない目先の利益だけの追求が、大学における知的レベル低下と日本の国力低迷の原因にもなっていると思います。皆さんには大学の国際レベルを経験していただきたいものだと思っています。そして、前向きに学ぶことによって、世界の様々な謎が解け、自分の生きる道筋が見えてくるでしょう。